ダイコンジッコウ

●大根十耕(ダイコンジッコウ)って言葉聞いたことありますか?

 

 

 

 

大根十耕とは、その言葉だけで考えると、
「大根・十回・耕す」と言う意味になります。

分かりやすく言い換えると、
「大根を育てるには畑を十回耕す」
ということですね。

ダイコンを畑で育てるときには、
種をまいたり、または苗を植え付けたりしますが、
種まきや植え付けの前には
畑をよ~く耕そうという意味です。

十回にこだわる必要はないのですけどね。

さて、では何故、
よ~く耕さなければならないのでしょうか?

畑をよ~く耕すとどうなるかと言うと、
畑の土の中にある土の塊が崩れてなくなります。

土の塊がなくなると、
ダイコンの根、つまり実の部分がまっすぐ伸びることができます。

逆に土の塊があったりすると、
ダイコンの根はその塊をよけて伸びていきます。

塊りをよけるときに、
二股など又根のダイコンができてしまったり
変形のダイコンができてしまったりするんですね。

土の塊でなくても、石が入っていたりしても
同じように変形ダイコンができてしまうので、
畑を耕す時には石が混じっていないかも見て
混じっていれば取り除いてあげる必要があります。

ダイコンの根は伸びやすい方に伸びていくので、
大きくてスタイルの良い大根を作るには、
大根十耕がとっても重要なんですね。

ニンジンなど根菜類の野菜にも同じようなことが言えます。

根菜類を育てる前には
ぜひ大根十耕を心がけたいですね。