農機具 稲作編その2
前回はトラクター、田植機、コンバイン、乾燥機、籾摺機を紹介しました。
今回は、自動選別計量機、草刈機、動力散布機などを紹介しようと思います。
自動選別計量機とは、籾摺が済んだお米を選別及び計量する機械です。風袋を引いて一定の量に均一に袋詰めできます。ただし米袋は、一つ一つ人の手で閉じられます。
草刈機とは牧草や野草などを刈り取る作業機で、牧草専用のモーア、雑草を刈るグラスカッター、芝を刈る芝刈機(ローンモーア)などがある。動力源は人力、畜力、動力(エンジンやモーター、トラクターなど)で、トラクターに装着して使用するものや自走式のもの、乗用のものがある。刈取りを行う切断部の構造で往復動刃型、回転刃型の別がある。
往復動刃型は古くから利用され、多くのナイフのついたカッターバーを往復運動させて草を切る。振動が大きく、切れ味を保つため刃をよく研いで使う。往復動刃型に対し、回転刃型草刈機には水平回転刃式と垂直回転刃式がある。水平回転刃式は縦軸ドラムや円板に刈り刃をつけて水平に刃を高速回転させて草を切る。垂直回転刃式は爪(つめ)のような刃ですくい上げる方向に回転させ草を短く切る。回転刃型草刈機は機構が簡単で日常の手入れもたやすく、倒れた草でも刈れる特徴があるが、往復動刃型より大きな動力を必要とする。
肩掛け用の刈払機は、やぶや山林の下草刈りや畔(あぜ)の草刈りなどに使われる。エンジンのついた歩行用の畔草刈機やトラクター用の大形のものにはロータリーカッターがある。
2サイクルエンジンと4サイクルエンジンがあります。